「夢がない自分」に焦った日
大学3年の夏。
「将来やりたいことって何?」って、何気なく聞かれたとき、言葉に詰まった。
やりたいこと…?
なんだろう。なんにもない。
周りの子たちは「海外で働きたい」とか「自分のブランドを持ちたい」とか、キラキラした夢を話してて、
自分の何もなさに、ちょっとだけ泣きそうになった。
みんな情熱を持ってるように見えて、しんどかった
SNSでは「好きなことで生きてます」って人ばっかりで、
自分は何がしたいのかもわからないまま、目の前の課題に追われてる感じだった。
「このままじゃダメだ」って、焦るだけで何も動けなくて。
情熱がない自分って、なんか人として欠けてる気すらしてた。
実は、やってみてから気づくことのほうが多い
でもあるとき、偶然バイトでやった接客が思ったより楽しくて、
「これ意外と向いてるかも…」って、ほんの少し思った。
よく考えたら、みんな最初からやりたいことが明確だったわけじゃなくて、
「やってみたら、思ったよりよかった」っていう、そんな風に見つけてる人も多いんだよね。
「これは違うかも」って思ったときの罪悪感
逆に、何か始めてみたのに「うーん、なんか違うな」ってなると、
「自分って続かないタイプなのかな」って落ち込んでた。
でもそれって、"自分に合わない道"をちゃんと見極めたってことだったんだよね。
「やらなきゃよかった」じゃなくて、「これは自分じゃない」って知れたことが、実はすごく貴重だったんだと思う。
MBTIで気づいた、進み方のクセ
そんなとき、MBTIを知って、自分が「Pタイプ」だとわかった。
計画を立てて突き進むより、いろんなことを試しながら「これかも」を探すタイプらしくて。
ああ、そっか。私が一つに決められないのって、悪いことじゃなかったんだって、ちょっと安心した。
一方で、友達の「Jタイプ」の子は、「ゴールが見えないと不安」って言ってた。
それぞれの進み方があるんだって知るだけで、少しだけ肩の力が抜けた気がした。
進んでなくても、立ち止まってない
たとえ情熱がなくても、やりたいことがなくても。
「違うな」と思った経験も、悩んだ時間も、ちゃんと未来に繋がってる。
焦りが出るのは、「何かしたい」って気持ちがあるからで、
それって実は、もうすでに進んでる証拠なんだと思う。
まとめ:焦っても、止まってないよ
やりたいことがない時の心の整理
- •やりたいことがないのは、よくあること。恥ずかしくない。
- •「違うかも」と思った経験も、大事なヒントになる。
- •MBTIで自分の「進み方のクセ」を知ると、少しだけ焦りがやわらぐ。
- •情熱がなくても、動いてるなら、それだけで大丈夫。
夢がなくても、情熱がなくても、
焦ってるってことは、ちゃんと"何か"を探してるってこと。
だから大丈夫。
少しずつでも、自分のペースで。
それだけで、ほんとは充分なのかもしれない。
※「MBTI®」はThe Myers-Briggs Companyの登録商標です。
本記事は教育・自己理解を目的として執筆されており、公式なMBTI診断とは一切関係がありません。



