なんか私、MBTIに「縛られてる」気がする日がある。
最初に診断したときは、めちゃくちゃテンション上がったんだよね。
「うわ、めっちゃ当たってる」「私ってこういう人間だったんだ」って。
SNSで同じタイプの人を見つけたり、相性のいいタイプを検索したり、
気になる人のタイプを勝手に想像してみたり…。
なんていうか、「自分ってこうなんだ」って言えることが、ちょっと嬉しかった。
でもね、ある時ふと思ったの。
「…私、MBTIに合わせてるだけじゃない?」って。
「〇〇型だから仕方ない」って、ほんとにそう?
たとえば、「私はP型だから決められないのは当たり前」とか、
「T型だから冷たいって思われるのもしょうがない」とか。
一見、自分を受け入れてるように見えるんだけど、
どこかで「これ以上変われない」って思い込んでるところもあって。
ちょっとしたケンカのあとに、
「私、F型の人と相性悪いのかな」って検索してる自分に気づいたとき、
なんか、苦しくなったんだよね。
ラベルがあると、安心する。でも、ちょっとだけ怖くなる。
「私はI型だから、人混みが苦手」
「N型だから、細かいことが苦手」
「J型だから、予定通りに進まないとイライラする」
…うん、なんかわかる気がする。
ほんとは自分でもうっすら気づいてたことを、MBTIが言語化してくれた。
それはすごくありがたかった。
でもそれって、「私はこういう人です」っていう盾みたいにもなってて。
新しい一面を出そうとしたとき、「それって私らしくない」って自分で制限しちゃうときがある。
タイプに当てはまらない自分に、ちょっと焦る
「E型なのに、人に会うのがしんどい日がある」
「F型なのに、誰にも感情移入できないときがある」
「P型なのに、急に完璧主義になる瞬間がある」
そんな日は、「間違った診断だったのかな?」って思っちゃう。
でもたぶん、それって普通なんだよね。
人間ってもっと複雑で、矛盾だらけで、
朝と夜でも、月曜と金曜でも、ぜんぜん違う顔してたりする。
MBTIは「答え」じゃなくて、「ヒント」でいい
MBTIに出会って、自分を知るきっかけができたのはほんとによかった。
でも今は、タイプに全部を預けすぎないようにしてる。
「私は〇〇型だから」じゃなくて、
「そういう傾向もあるかもね」くらいの、ふわっとした認識で。
その日の気分とか、状況とか、人間関係の文脈とか、
もっといろんなものが、私の行動や感情に影響してるから。
自分の「らしさ」って、そんなに固定されてなくていい
「私ってこういう人間なんです」って言えるのは、ちょっと安心する。
でも、そこに留まらなくてもいいんじゃないかなって最近は思う。
診断結果にない感情が湧いてきても、
それは「間違い」じゃなくて、「今の私」なんだと思う。
MBTIは、そんな私をちょっとだけ照らしてくれる「ライト」みたいなもの。
でも運転してるのは、自分自身。
この記事のポイント
- •MBTIは「ラベル」じゃなく「ヒント」として受け取るのがちょうどいい
- •タイプに合わない日があっても、気にしなくていい
- •自分を決めつけすぎないほうが、ちょっとだけ呼吸がしやすくなる
- •「らしさ」は変わっていっていいもの
※ "MBTI®" はThe Myers-Briggs Companyの登録商標です。
本記事は教育・自己理解を目的として執筆されており、公式なMBTI診断とは一切関係がありません。



