決められない自分がイヤになった日
「え、もう決めたの?早くない?」
友達と一緒に洋服を見てたとき、彼女が即決で試着もせずにレジに向かった瞬間、思わずそう言ってしまった。
私はというと、同じシャツを色違いで15分くらい迷って、試着もして、店員さんの顔色も気にして、最後は「やっぱ今日はやめとこうかな」ってなっちゃう。
…正直、面倒くさいよね、自分。
引っ越しもそう。気になる物件を調べて、周辺のスーパーや駅からの距離、全部チェックして、レビューまで読んで、それでも決められない。
気づいたら、他の人に取られてて、また自己嫌悪。
MBTIで気づいた"私の決め方"
そんな自分をちょっと変えたくて、最近MBTIを深掘りしてみた。
そこで出会ったのが、「J(判断型)」と「P(知覚型)」っていう考え方。
Jは計画的で、結論を出すのが早いタイプ。
Pは、選択肢を広く持って流れに乗るのが得意なタイプ。
読んだ瞬間に、「あ、私完全にPだわ」って思った。
決められないんじゃなくて、まだ可能性を探っていたかっただけだったのかもって、少し救われた気がした。
「即決できる人」へのちょっとした憧れと嫉妬
もちろん、即決できる人ってかっこいいなって思う。
決めたあとに迷いがなさそうだし、スピード感もあって。
でもその一方で、私はというと「ほんとにこれで良かったのかな?」って、後からもぐるぐる考えちゃう。
そういうのが嫌で、「もっと早く決められる自分になりたい」ってずっと思ってた。
でも最近思うのは、自分の"気になっちゃう"って感覚にも、ちゃんと意味があるんじゃないかってこと。
迷いって、弱さだけじゃなくて、"慎重さ"とか"丁寧さ"の裏返しだったりする。
決められない私なりの、ちいさな対処法
迷いやすい私なりに、最近取り入れてよかったと思うちょっとした工夫もある。
- どうでもいいことは3分ルールにする
→コンビニでのお菓子選び、SNSの投稿、カフェのメニュー…3分悩んだら「どっちでもいい」と思って切り上げる。 - 「決められない=まだ情報が足りないだけ」だと考える
→迷うのは悪いことじゃなくて、まだピースが揃ってないだけかもって思うと、ちょっと気が楽になる。 - 大事なことは、一晩寝かせる
→夜のテンションで決めたこと、翌朝には冷静になってたりする。焦って決めなくてもいい。 - 「どっちを選んでも自分が正解にできる」と信じてみる
→完璧な選択なんてないし、選んだあとに"どう過ごすか"がたぶんもっと大事なんだと思う。
自分の"選び方"に気づけると、少しだけ強くなれる
決断って、速さじゃない。
たぶん、"納得できるかどうか"の方がずっと大事。
「自分はこうやって選ぶタイプなんだ」って理解しておくと、人と比べて落ち込むことが減る気がする。
私は私のやり方でいい、ってちょっと思えるようになる。
完璧なタイミングも、100点の選択肢もきっとなくて。
でも、「今の自分がこれなら納得できる」って思えるなら、それで十分なんじゃないかな。
今日もきっと迷うけど、それでいいのかもしれない
さっきもカフェで、アイスラテとカフェモカで5分悩んで、
最終的には友達が頼んだのと同じのにしちゃった。
でもそれもまあ、よしとする。
なんだかんだで、おしゃべりが楽しかったし。
迷ったって、失敗したって、ちゃんと自分で選んだって思えたら、それでいいのかもしれない。
少なくとも今の私は、そんなふうに思ってる。
この記事のポイント
- •優柔不断は、「慎重」という長所の裏返し
- •決められないのは、周りへの思いやりがあるから
- •MBTIのJ/P軸を知ると、自分の"決め方のクセ"がちょっと見えてくる。
- •完璧な答えを求めなくても、「今できる選択」で十分
※「MBTI®」はThe Myers-Briggs Companyの登録商標です。
本記事は教育・自己理解を目的として執筆されており、公式なMBTI診断とは一切関係がありません。



